前回↓
ラスボス直前という事で、せっかくだから里帰り。
道中で天涯孤独になった女の子を保護するイベントがちょこちょこあったんですけど、みんな実家に来てたんですね。母親も寂しい思いしてなさそうでとりあえず安心しました。
…それにしても、保護した女の子たちはセリフにことごとく時代を感じさせますね（保護し逃したキャラの事も調べてみたのですが、やばぜばびは悪意ありすぎだろ）。
ちょっとした帰郷も済んだところで、いよいよラストダンジョンへ突入！！もうこれが最後なんだな…
1個前の秋芳洞がめちゃくちゃ複雑な構造してたのもあってか、今回のダンジョンは進むのがかなり楽でした。
この時の極楽の「わしらが力を合わせりゃ多分何とかなる！いや、何とかしなきゃな！」ってセリフ好きですね。極楽はいつもちょうどいい塩梅の軽口を叩いてくれるんですよね。
そして最奥の部屋へ。
こりゃまた……この世の終わりみたいな光景ですね。大勢の人々が邪神の孵る繭を拝むという…えげつない状況ですが、なんとなく芸術的でもあります。
というか、京の人々は全員血の海になったと思ってたんですけどこの光景見るにそういう訳でもなさそうですね。どちらにせよ絶望的な状況ですが…
ついに三博士との決戦！！今までさんざんちょっかいをかけられて来ましたが、とうとう年貢の納め時ですね。
あっ！キングギドラだ！！！
具体的に言うと、VSシリーズのメカキングギドラ感がすごいですね。
なんとか撃破しましたが……いやー、デデベは強かった。正直ラスダンの中ボスがそこまで強くなかったので（自分らがレベル上げすぎたのもあり）結構舐めてたんですけど、全体攻撃の火力が高いのに加えて冷凍ビームで一人行動不能にさせられるからかなりキツかったですね。一回全滅させられてしまいました。三博士もよくやったよ…
三博士を倒したところで、ラスボスであるヨミとの最終決戦…！繭から初めて姿をお披露目するヨミですが……
これ……ヨミってかセミだ！！まさかこんなセミの幼虫みたいな見た目してるとは…
幼虫形態のヨミは攻撃力こそ異常に高いものの、まともな攻撃をしてくるターンがほとんど無いおかげであまり苦戦せずクリア。しかし、この見た目で名前を呼んだりしてくるのはなかなか怖いな…
当然これで終わりでは無く、幼虫の体を突き破って真の姿を現したヨミ。さすがに強そうです。
最初に戦ったときは絹の三角が発動しなかったので「これ負けバトル？」と思ったのですが、普通に負けてしまいました。
気を取り直して再戦。いくらなんでもラスボス相手に行動不能技は効かんやろ～と思いつつ、ダメもとで凍竜を撃ってみると…
効いちゃった！
伝家の宝刀である凍竜＆赤影からの静乱斬＆突撃で袋叩きはラスボスにも有効でした。ヨミよ、これが人の底力だ！！！
その上ヨミは三博士ほど攻撃が苛烈ではなかったので、絹に有明使わせて時々カブキにも日立を使わせておけば死ぬ事はまずありませんでした。ヨミよ…マリを飲み込んだことで逆に弱体化しちゃったんじゃないか…？
そして、マリ復活からの大団円！！！
マリの力により、戦いで亡くなった人々がみんな復活！！…いやいやいや、神パワーすごすぎだろ…何でもアリか…死人生き返るのアリな世界観ならそういう世界観だってもうちょい早めに言っとくれ…今までの哀しみや決意はいったい…
しかし、はまぐり姫が復活してたのはまだ分かるとして吹雪御前も生き返るのか…グロめな殺し方をしてしまったから忍びないと思ったのでしょうか？
何はともあれ、みんな救われた！『天外魔境II 卍MARU』完結！！
6月に初めてから完結まで約4ヶ月（スタッフロールで出てきたプレイ時間は約80時間）かかったということで…いやー、すごいボリュームでしたね。ムービーもクオリティ高いですし、これが92年に出たっていうのは本当にとんでもないことだと思います。
プレイしてて一番印象に残ったのは、やっぱりキャラのセリフ回しですね。メインキャラだけでなくそこらのNPCもみんな人間臭さを感じさせるセリフを発してて、一人一人に話しかけるのが楽しかったです。MOTHERシリーズとかもそうですけど、NPCに話しかけるのが楽しいゲームはやっぱりいいゲームですね。
まず、最初に戦うボスであるツノ王のセリフ回しからして「このゲーム、他とは違うぞ」というオーラがありましたね。「大将にしては弱すぎると思ってんだろ」と言って第二形態に移行したときは、「完全に心読まれた！？」と思って驚いてしまいました。あと、私は普通に勝ったのでプレイ中には見られなかったのですが、ツノ王戦敗北時の「しつこい奴だぜ（中略）死ぬ！死ぬ！死ぬんだよ！」ってセリフもほんとすげーなと思いましたね（そんな何回も挑むほど強いボスでは無いのですが）。１ボスにしてこんな狂気じみ方してるキャラは他に見たことがありません。
あとはやっぱり…ペペはしばらく忘れられないキャラになりそうですね。ヨミが「揺ぎ無き闘争心と決して諦めぬ不屈の心を根の民に与えた」的な事を言うのですが、ペペはまさにそれの体現者だったなと思います。まぁ色々ありましたけど、結局のところバーバラに対する愛が根底にあるって分かってるからどうにも憎み切れないんですよね。ペペも悪いヤツとはいえ、一人ぼっちでバーバラの墓をこしらえたりしたと思うと切なくなってしまいます。こういう善悪を超えた愛を見せつけてくるキャラに弱いんだ私は…（ちなみに私はデビルマンだとシレーヌ＆カイムが好きで鬼滅だと上弦陸兄妹が好きなのですが、傾向出まくりですね）
本音を言うとラストの生き返る展開だけはあまり腑に落ちませんでしたが、それを差し引いても名作だと言われる所以がよく分かる作品でした。すごいゲームだった…
