前回↓
今回でついにFC版『MOTHER』プレイ日記も最終回となります。
いちごどうふをあげた助手の言う通り、湖の底の工場にはすっごいロボットが眠っていました。
ジョージが子孫である主人公を守るために作り出したロボ、イブが仲間になりました！！
イブめっちゃくちゃ強いんですよね。どんな敵でも一撃でやっつけてくれるので、あれぼど大変だったホーリーローリー登山もウソのように楽々になりました。ガードしてるだけでイブが全てを終わらせてくれるので、ジョージひいおじいちゃんにはホント感謝です。
…しかし、それも長くは続きませんでした。
またも巨大ロボが現れ、あれほど頼もしかったイブは自爆で木っ端みじんに…
ああ、イブ…
しかし、イブの歌を聴くとスマブラforのスマイルズアンドティアーズのアレンジを思い出しますね。あれ、MOTHERの１と２の内容を総括するような１曲に仕上げられていて本っっ当に名アレンジなんですよ。まずエイトメロディーズと混ぜようと思った発想が凄いし、実際混ぜて嚙み合ってるのも凄いし、イブのパートの音色がロボっぽくピロピロしてるのも本当に聴いてて泣けてしまいます。
イブの歌を聴いた瞬間、突然クイーンマリーの城へ飛ばされてしまいました。
歌を思い出したクイーンマリーは自分の正体をも思い出し…
マリアは、自分の意識が生み出した幻たるマジカントと共に消えて行ってしまいました。主人公を守る事および歌を教えてギーグに対抗する力を与える、という役目を果たし終えたので成仏したという事なんですかね…
…そうなると、防具を売ってた非マジカント民は何だったのか気になりますね（武器が無く防具だけがやたら充実していたのも、主人公を守る事が最大の目的なら納得です）。あの人たちも行方不明事件の被害者で、クイーンマリーが保護してたとかでしょうか？それとも、あの人たちも主人公たちみたいに特殊な力を持っていて偶然入れたとか？もしかしたらマリアとジョージの血縁関係という可能性もあるかもしれないし……考察が捗りますね。
地下大河で異彩を放っていた「わすれられたおとこ」も気になります。あれはクイーンマリーとなったマリアから忘れられたジョージの姿なのか、それともあれもマリアの人格の一部なのか…
何度も「私の事忘れちゃダメよ、絶対に」と言って指輪をくれた女の子は、こうなる事を予見していたのだろうかと少し思ってしまいますね。
いよいよギーグとの最終決戦！！
ついにラストバトルが始まってしまいました。攻撃しても意味が無いので、ひたすらガードしながら回復しながら相手の攻撃を耐え忍び続けます。
そうは言っても、私一人だけ助かったところで…って感じですよね。
ついに出ました！うたうコマンド！！
ひたすら歌う！かまわず歌う！！とにかく歌い続ける！！！
歌でギーグにダメージが入る理由は、子守歌であるエイトメロディーズを聴くことでマリアやジョージに育てられた思い出がギーグの中に蘇り戦意喪失…とかそういう感じなんでしょうか？「母さんが～夜なべ～をして～」的な…
やはりギーグも情には敵いませんでした。知的生命体なのが仇になりましたね。
歌い続けた末に、ついにギーグは退散。子どもたちの地球を救う旅もこれをもって終わりを告げました。
しかし最後の「とりね！また会おう！」の声は何だったんですかね…明らかにギーグのセリフでは無いような感じがするのですが。
ギーグの宇宙船が去っていくと、正直やや唐突気味にエンディングを迎えます（海外版やGBA版では補完があるんですけどね）。
何はともあれ、ジョージ＆マリアの一族とギーグの因縁はこれにて一旦終了！早く実家に帰って、勝利のからあげを食べたいですね。
『MOTHER』って、やっぱり本当に独特なゲームですよね。ロケット（ほんもの）とかあいのことばとか考えてみたら本当に無意味なんですけど、その無意味な事に意味があると言いますか。テキストの面白さあってこそだとは思うんですけど、やっぱりそれらの存在がこのゲームにしかない風情を出してますよね。
電車での長めの移動シーンだとか３つもコースある遊覧飛行だとかも、必要か必要じゃないかで言えば必要じゃないものなのかも知れませんが…これらがある事で旅情だとかそれに伴うワクワク感だとかが生み出されてくるから面白いんですよね。そういう意味のある無意味さが重なる事によって、この独特ながらも心に残る世界観が作り出されたんだろうなと思います。
もう少しだけ続きます↓
