とりねの備忘録

ゲーム日記を中心に何かしら書いてます。

シンにそなえてウルトラQとウルトラマンを観てみる

 シン・ウルトラマン、とっても楽しみですね。

 というわけで、これを機に今まで断片的にしか見たことがなかったウルトラQウルトラマンを全話視聴していきたいなと思います。特撮黎明期の息吹を感じていきたいですね。

 

 ウルトラQの1話~5話までを視聴したので、つらつら感想を書いていきます。

 

第1話「ゴメスを倒せ!」

 やっぱり、のっけから2体の怪獣が大激突というのは景気が良くて大変いいですね。着ぐるみ型のゴメスと操演型のリトラで、それぞれ全くタイプの違う戦いぶりを楽しめるのも高ポイントです。

 というか、オープニングの見せ方がもうカッコいいんですよ。ゴメスの動きに合わせてテロップを出す演出が洒落てますし、それでいてゴメスのご尊顔はまだ映さないというのがニクいですね。

 怪獣について調査していく中で大昔の文献に行き着く展開は、怪獣モノでは結構あるあるなロマン展開ですよね。伝説に語られる怪物は実は〇〇だった!みたいな。

 

第2話「五郎とゴロー」

 私は高所恐怖症&パニックもので逃げ惑う一般人にやたら感情移入してしまうタイプの人間なので、冒頭のロープウェーのシーンがとにかく怖かったですね。みんな生還できて心底ホッとしました。

 ゴローが何か食べたり飲んだりするとき、口から大半こぼしちゃってるのが愛らしいポイントですね。最後に睡眠薬入りミルクを飲んでる時も結構こぼしてましたけど、それであの即効性ですからよっぽど強力なものを入れていたんだと思われます。

 どうにかして五郎も一緒に島に連れて行ってもらいたいものですね。動物相手の方が偏見も無いし気が楽だったのでしょう。

 

第3話「宇宙からの贈りもの」

 ナメゴンのヌルヌルテカテカとした質感がとにかく凄くて、見た後夢に出てきそうでした。

 一の谷博士は「これは地球人に対する威嚇ではないか」と推測していましたが、ひょっとすると火星人的には本当に友好を結ぶつもりで贈ってきたという可能性もゼロではないのかもしれません。火星人にとってのナメゴンは地球でいうウサギやレッサーパンダみたいな存在だという可能性も捨てきれないのではないでしょうか。

(まあ、度重なる宇宙開発に警鐘を鳴らすこのエピソードでそんなオチはさすがにないでしょうけど)

 

第4話「マンモスフラワー」

 最初に作られたエピソードだけあって、キャラの説明を兼ね備えたような会話が展開されていきます。セスナからビラを撒くというのは平成生まれの私にはなかなか想像しにくい光景でしたね。

 巨大なマンモスフラワーが開花する様は、おぞましさとともにどこか雄大な生命の美しさを感じさせます。なので炭酸ガスをかけられたジュランがしおれていく様には少し物悲しいものを覚えてしまいました。

 

第5話「ペギラが来た!」

 南極地帯で得体の知れない超常生物を見つけて気が狂ってしまう隊員というのは、どこかクトゥルフ的な要素を思い出します。南極地帯という人類に圧倒的不利な場所で怪獣が襲いかかってくるのはより脅威を感じさせますね。

 ペギラは恐ろしい怪獣ではありますが、目が眠たそうでえらく可愛く見えてしまうんですよね。調べてみるとまぶたが開ききっていないのは事故らしいのですが、この方が印象に残りやすい見た目してるので結果的には大成功だと思います。

 最後のナレーションで「もしも怪獣に出会ったら、何においてもまず先に弱点を見つけ出せ」的な事を言ってましたが、きっと私なら恐怖でただ逃げることしか考えられないんだろうな~と思ってしまいますね…そういう冷静な観察眼を身に着けたいものです。

 

 ウルトラマンがいないのに地底から南極から宇宙からどんどん怪獣が押し寄せてくるこのアンバランス・ゾーンで、万城目たちや人類は本当にこの先生き残れるのでしょうか?今後の怪現象からも目が離せません。