とりねの備忘録

ゲーム日記を中心に何かしら書いてます。

『魔界塔士 Sa・Ga』初見プレイ日記#最終回 おれたちのせかいへ

◆真の塔

 ベーシックタウンで装備をしっかり固め、ついに最後のダンジョンへ乗り込みます。

 真の塔には、今までに倒したはずの四天王が待ち構えていました。…しかしどうやら皆アンデッド状態になっているようで、サンブレードを使ったらかなり楽に倒せました。

 四天王の肉を喰らったハンザキとボギーはそれぞれきりんとだいまじんに変化。どちらもめちゃくちゃ強力になったことになんだか感慨深さを覚えました。二人ともおおはさみむしに変化して苦労したあの頃がもうすでに懐かしい…

 塔の中にはエスカレーター的なものが完備されているのか、スーっと移動できて便利でした。考えてみれば、普通あんな長距離を階段で歩いてたら足パンパンになりますからね。塔の設計者に感謝です。

 

◆おれたちはモノじゃない

 ずっと塔を登っていくと、いよいよラスボスがいると思われる部屋に到着。

 …しかしそこは、ちょこちょこ家具が置いてあるだけのえらく殺風景な部屋でした。そんな中で、あのシルクハット男を発見。

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 敵も含めて今まで出会った人達全ては、かみの戯れの道具でしか無かったという事ですね。ジャンヌ達やシェルターの親子なんかも、かみにとっては楽しいドラマのひとコマに過ぎなかった訳で…さぞエモーショナルで面白かった事でしょう。

 

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タイトル回収

 主人公達は色々とアウトローな奴らでしたが、とうとう神相手に喧嘩を売るとは…ずっと天上から見下ろしていたかみを、こっちの世界に引き摺り下ろしてやりましょう。

 

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 いよいよかみとの戦いが始まりました。とりあえずイージスで守りながらマリックにガラスのつるぎを使わせます。そしてハンザキとボギーはたつまきやじしんで攻撃…させたかったものの、こういう属性系の攻撃はすべて無効化されてしまいました。

 びゃっこ戦の時のように主人公にはひたすらイージスで守らせる戦法をとったのですが、「ふっかつ」でHPを大幅に回復されてしまい、後は全体攻撃に回復が追い付かず2回目のゲームオーバーとなってしまいました。やはり、神は強い…

 

 という訳で、作戦を考え直しました。相手がふっかつで回復してくる以上、守りじゃなくて攻めに徹した方がおそらくベターでしょう。なので主人公にはイージスで守らせるのはそこそこに、まさむねでガンガン攻撃させることにしました。

 ふっかつを使わせる余地を与えさせない勢いで、まさむねやサイコソードなどひたすら高火力な攻撃を叩き込んでいきます。

 

そして、とうとう…

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 ……やりました。チェーンソーなしでついにかみを撃破です。状態異常技を全部防げたのと、マリックとハンザキで回復魔法が使えるキャラが二人いたのがかなり大きかったと思います。

 

◆おれたちのせかいへ

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 とうとう神をも倒してしまった主人公一行…

 

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 なんだか、神を倒した後でもハンザキは相変わらずなノリで安心しました。

 

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 調べたところエンディングのシーンは扉を開けず元の世界に帰ったという解釈が有力ですが、このシーンを初めて見た私個人としては、かみの支配が無くなったあらゆる全ての世界=俺たちの世界ということで、新たな冒険を求めに扉の向こうへ旅立ったのかな…と解釈しました。まあどちらにせよ、この仲間たちなら逞しくやっていける事でしょう。

 

 

◆冒険を振り返る

 『魔界塔士 Sa・Ga』初見プレイ日記もついに完結です!!全体を通して、主人公たちのセリフがカッコよかったのが特に印象的でしたね。ハードボイルドの体現者でした。

 あと、昔のゲームあるあるではありますがアイテムが常にカッツカツで、宝箱部屋を見つけたときも嬉しさよりアイテム欄をどうやりくりするかで頭を悩まされたりして、そこがなかなか大変でしたね。武器の回数制限ルールも最初知った時はうまく進めていけるか心配だったんですけど、そんなにゴリゴリとは減るものでもなかったのでこれはだんだん気にならなくなりました(最終的に無制限の武器も出てきますし)。

 様々な世界がごちゃ混ぜになってる世界観の面白さも大きな魅力の一つですが、やっぱり今振り返ってみてもしゃちほこの世界は不可思議すぎますね。しかしこういう説明のつかないよく分からないものがあるのも、世界観に幅を持たせてる感じがして良いなぁと私としては思います。

 

 仲間たちについてですが、エスパーマンのマリックは最後までまぁ強かったですね。弱かったのは本当に超序盤の方だけでした。攻撃良し、回復良しのオールラウンダーっぷりでずっと大活躍してくれました。

 モンスターのハンザキとボギーは、終盤までなかなか強さが安定しなかったんですけど、変化するごとに戦法が思いっきり変わる感じが操作してて楽しかったです。最初のうちは運試し感覚で適当に肉食べさせまくってたんですけど、中盤になってからは「このままじゃ活躍させてあげられんな…」と思い肉の食べ合わせ表をガン見しながら進めました。最終的に回復担当と攻撃担当で別れたのがなんか収まりよくて良かったです。

 

 ゲームボーイ最初のRPG作品ですが、色々と尖った部分が多くて楽しかったですね。人もモンスターもファンタジーもSFもすべてが混然一体となったごちゃまぜ感+ハードボイルドなセリフ群が織りなす世界観は、令和の今見ても色あせない魅力がありました。

 

 とりあえず『魔界塔士 Sa・Ga』はエンディングを迎えましたが、サガコレクションはまだあと2作控えてますからね。そう遠くないうちに続編の方も遊びたいです。

 

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