とりねの備忘録

ゲーム日記を中心に何かしら書いてます。

ウルトラQ第21話~第25話感想

第21話「宇宙指令M774」

 ルパーツ星人はいい人たちなんでしょうけど、いかんせん地球人に危機を伝える方法が良くなかったですね。喋る人形を夜道に落とすのはいくらなんでも怖すぎると思います。

 最後の「地球を守った宇宙人があなたの隣にいるかもしれない」ってくだりは個人的にはすごい夢のある話だなぁと思ったんですけど、演出がかなりホラーだったので自分との認識の差にビックリしました。今でこそ善玉宇宙人が出てくるヒーロー作品や子ども向け作品は色々作られていますが、当時はウルトラマンもまだいませんし、宇宙人は得体の知れない恐ろしいものというイメージが何よりも強かったということなのでしょうか。

 

第22話「変身」

 巨大なコウジさんが町を襲うシーンはまるで進撃の巨人のようでしたね。こんなにでかいコウジさんがすぐ見つからなかった事を考えると、ずっと巨大化しっぱなしという訳ではなさそうです。

 しかしこの話に出てくる蓼科高原、すべてが謎です。アマゾンにしかいない蝶が生息しているのも、沼の水で人が巨大化するのも全く原因不明のまま話が終わりますし。コウジさんは知らず知らずのうちに異界への扉を開けてしまったのでしょうか?

 関デスクが「君なんか一捻りでザ・エンドさ」って言ってたのが地味に印象に残りましたね。ジ・エンドじゃないのか…

 

第23話「南海の怒り」

 円谷英二監督作品でおなじみの大ダコが登場です。

 スダールは人を襲う凶悪な怪獣でしたが、一方で外敵を排除する守り神という一面もありました。そういう意味では、倒してしまうのも考え物だったのかもしれません。

 しかし私なら、家族を殺害したり自分の命を脅かすような存在に守ってもらっても全然嬉しくないなと思いますし、このままスダールが人を襲い続けるなら倒されるのも仕方のないことだと思います。

 

第24話「ゴーガの像」

 ゴーガは面白い怪獣でしたね。目からビームだけでなく殻を回転させてドリルにしたり殻に籠ったまま転がって周りを破壊したりと、かなり多彩な攻撃手段を持つ怪獣でした。ヘドラとかもそうですけど、能力が多彩な怪獣は見てて楽しいから好きです。

 それにしても、万城目たちがジープでゴーガに近づき一平がバズーカを撃つというとんでもない展開には驚かされましたね。まるで劇場版のような活躍ぶりです。いくらパイロットの技能があるとはいえ民間人がそんなこと出来るのか?と思わざるをえませんが、やはり星川航空メンバーは20数話に渡り怪異に遭遇し続けた訳ですから、並みの自衛隊員よりも対怪獣の心得があるという事なのでしょう。

 

第25話「悪魔ッ子」

 これは何ともヘビーな話でしたね。そんなつもりはなかったとは言え、父親が我が子を殺人者に仕立て上げてしまっていたのですから。願わくばリリーにはこの事件の事を知らないままで生きていてもらいたいものです。

 この回はオープニングに事故の写真が使われていたのですが、あれどう見ても本物ですよね…?作り物だったらあまりにも出来すぎてます。

『天外魔境 ZIRIA』初見プレイ日記#6 氷の鏡最強説

 攻略サイトのアイテムデータ見るまで気付かなかったんですけど、氷の鏡ってめちゃくちゃ強力なアイテムですね…あんなに苦労した剣豪ジュウベイ戦がすぐ終わりました。こんなに強くていいのか?とちょっと思いましたが、高火力な敵がガンガン先制攻撃してくるのでバランス的にはトントンなのかなと。

 

◆大門教十三人衆・イト姫(タランチェ)戦

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 デバフ技を多用してくるわ、オロチ丸がツナデにかけたバフ技が文字通り一瞬で解けて意味ないわで色々と大変な部分はありましたが、ジライヤの催眠魔法が効いたおかげで比較的スムーズに倒すことが出来ました。十三人衆戦も慣れたもんですね。

 

◆ホテイ丸と何度目かの再会

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 最初会ったときは胡散臭いヤツだなぁと思ってましたが、今のところ本当に主人公の役に立つことしかしてないんですよね。さすがにもう信用した方がいいのでしょうか…!?

 

7話はこちら↓

torine71.hatenablog.com

 

ウルトラQ第16話~第20話感想

第16話「ガラモンの逆襲」

 ペギラに続いてガラモンも再登場です。ペギラと比べると逆襲までのスパンがだいぶ短いですね。

 隕石が降って来るだけでも東京に甚大な被害を与えていたのに、さらにその隕石からガラモンが飛び出してくるんだからたまったものではありません。

 東京タワーのサイズを考えると、あのガラモンってすさまじくデカい事になりますね。大体250メートルぐらいでしょうか?初代ウルトラマンが40メートルなので、人間だけで立ち向かうには過ぎたレベルの強大さです。

 最後にしくじったセミ人間が焼却処分されたのはなかなかエグかったですね。せめて苦しませない方法でやってもらいたいものです。

 

第17話「1/8計画」

 この回はウルトラというより『世にも奇妙』的テイストでしたね。オープニング画面が1/8分割されてる演出がお洒落でした。

 S13地区に住めば国民の三大義務を放棄していいだの何だのって、あまりにも都合良いというか胡散臭すぎて恐怖を感じてしまいますね。S13地区の職員的な人たちがずっと笑顔だったのもえらく恐ろしかったです。

 まさか夢落ちで終わるとは思いませんでしたね(とはいえEDのナレーション的に完全にそうだとも言い切れない部分はありますが…)。なぜシスターはS13地区計画の事を知ってたんだろう?とか万城目・一平コンビはどうやってこの町に潜入したんだろう?とか色々疑問はありましたが、さすがに夢なら深く考えるのは野暮ですね。由利子はあの後ちゃんと現実に戻れたのかどうか不安になってしまいます…

 

第18話「虹の卵」

 立った!おばあちゃんが立った!!

 濃縮ウランのカプセルってあんな風に扱っていいもんなのでしょうか?子どもが普通に触ってたのでなんとも空恐ろしい気持ちになってしまいます。とはいえ子どもたちの願いは叶ったのでまぁ結果オーライという事でいいのかな…と思います。

 サザメダケってどんな植物なんだろうと思って検索してみたんですけど、何の情報も無かったのでおそらく創作なんでしょうね。

 

第19話「2020年の挑戦」

 ケムール人はかなり有名な怪獣ですよね。去年も2020年ということで地球に再挑戦してましたが、こんな長きに渡って一つのコンテンツが続いたというのはあらためて考えると本当に凄まじいことだなと思います。勇敢なる先人たちに敬意を払いたいものです。

 この回はケムール人もそうですが、キャップもといおやっさんもとい小林昭二氏が出演してたのも見どころでした。

 ケムール人のデザインは本当に秀逸かつ不気味ですね。夜道どころか、昼間に出会っても悲鳴上げて逃げてしまいそうです。ケムール人が巨大化する時も遊園地のメルヘンな曲が流れ続けてて、その演出がまた不気味さを助長していました。

 最後宇田川さんが消えてしまったのは結構後味の悪いオチでしたね。あんなに頼れる刑事さんだったのに……「多分大丈夫だろう」は大体大丈夫じゃないんですよ!

 

第20話「海底原人ラゴン」

 ラゴンは殺人行為もやっててかなりおっかない怪獣でしたね。目的は子どもを取り返すことだったので悪意はなかったのでしょうが…

 「音楽を聴くと気を取られてしまう」というのはなかなか可愛らしい特徴でしたね。仮に島のみんなで歌を歌いだしたとしたらラゴンは一体どんなリアクションをとっていたのでしょうか。

ウルトラQ第11話~第15話感想

第11話「バルンガ」

 15話まで見た中だと、この回が一番印象に残りましたね。

 この回はいつになく不穏な空気が作品全体を包んでいました。使われている劇伴もおどろおどろしく、まるでバルンガという得体の知れない存在に対する人々の不安や恐怖を表しているかのように感じました。万城目たちが会話してるシーンでもずっと巨大なバルンガが背景に浮かび続けていて、その演出もまた恐ろしかったです。

 奈良丸博士は「バルンガは怪物ではない。神の警告だ」「この気違いじみた都会も休息を欲している。ぐっすり眠って反省すべきこともあろう」と語っていました。忙しすぎる社会に対して思うところがあるのは分からなくもないですが…大けがを負って入院している一平のように苦しむ人が出る事を考えると、やっぱり一人間としては納得のいくものじゃ無いなと感じてしまいますね。

 今空に浮かんでいる太陽は、とうの昔にバルンガと化しているのかもしれません。

 

第12話「鳥を見た」

 まず、「鳥を見た!」というセリフとともにOPの曲が流れる演出がかっこよかったです。

 ラルゲユウスはまるでジキルとハイドのような怪獣でしたね。街や人に被害を出しているクロウの姿を目にせず、綺麗な思い出のままで別れることができた三郎くんはきっと幸運だったと思います。

 

第13話「ガラダマ」

 今回はガラモンの登場です。同じ見た目をしたピグモンは小さくて友好的な怪獣でしたが、こっちは真逆の巨大で危険な怪獣です。

 ガラモンの仕草はかなりコミカルなのですが、それがかえって怖く感じます。こんなおどけたヤツに生殺与奪権を握られているのか…と思うと余計絶望感を覚えてしまいますね。最後倒れるときに口からよだれ(のような液体)を垂らしていて、ロボットなのにえらく生物的な機能を付けられたもんだなぁと思いました。

 一の谷博士が子どもたちに隕石の仕組みについて分かりやすく解説していたのですが、こういう誰にでも分かるような解説が出来る人って本当に頭が良いんだなと感じますね。自分もこういう大人になりたかったです。

 

第14話「東京氷河期」

 ペギラ、いよいよ来日です。

 この回はバルンガ回の時みたく東京が大惨事に遭ってましたね。ホームグラウンドの南極を出たら弱体化するのではと思いきや全くそんなことは無く、逆に弱点の苔が生えてないのを良いことに前回をはるかに超える大暴れを見せてくれました。

 オサムくんの親子は何とも切ない最後を迎えてしまいました。紆余曲折あってやっと再開出来たと思いきや…どうにもままならないものですね。

 あと、「全世界26億人…」ってセリフに地味にたまげました。この60年であんなに人口増えたんですね…

 

第15話「カネゴンの繭」

 育てよ!カメ以来の子どもが主役の回です。こういう回って、なぜだか異様にシュールな演出が目立つんですよね。カネオくんがカネゴンに変身するシーンはさながらデヴィッド・リンチのようでした。

 子どもたちのやりとりが軽妙で笑えましたね。もう食費を払えそうにないし研究所かサーカスに売っちまうか?という流れで「でも友達だぜ?」「昔はな!」って会話してたときはあまりの薄情さに吹き出してしまいました。

 まさか祈祷師のおばあが言ってた「カネゴンの願いはヒゲオヤジを逆立ちさせた時叶えられるぞよ!」が本当に文字通りの意味だったなんて…やはり不条理には不条理で対抗するしかないのでしょうか?カネゴンがジェット噴射で垂直に空を飛んでいくシーンはシュールの極みでした。

ウルトラQ第6話~第10話感想

第6話「育てよ!カメ」

 この回はとにかく異色というか変な回でした。後半からはもう悪い夢を見てるかのような混沌っぷりで凄まじかったですね。

 オープニングもいつもと違う曲&テロップが子どもの書いたような字になっていて、こういう特殊演出を挟んでくるところがウルトラQの面白いところだなと思いました。

 この回の主人公・太郎くんですが、授業中にカメの餌やり&研究はあまりにも堂々としすぎてます。ギャングのおじさん達にも怯まず突っ込んでいきますし、ここまでくると将来大物になりそうですね。

 そして今回の怪獣・ガメロン&乙姫&怪竜ですけど、完全に混沌の国の住人というか、人間の想像のはるか先を行くわけのわからない存在でした。でかいカメが壁抜けして空を高速で飛ぶってだけでも十分変なんですけど、甲羅の一部がパカッと開いて計器盤が出てきたシーンはもう変というか予想外すぎて思わず吹き出してしまいました。乙姫もビジュアルが完全に普通の幼い女の子ですし、ずっと笑いながらミサイルに跨ってたり怪竜に乗って攻撃してきたりと何だかよく分からないことになってます。太郎くんも原爆投げてやるだとか過激すぎる事を言ってましたしもう全体的に凄い。

 でもいわゆる神様的な存在って、もしかしたらこういう感じなのかもしれないですね。人間の思考回路ではやってる事がひとつも理解できないけど、なんだかんだ教訓めいた事を残して去っていくみたいな。

 

第7話「SOS富士山」

 ゴルゴスの鳴き声が完全にゴジラで、まずそこが気になりました。

 この回に出てくるタケルは森で育ったターザン的なキャラなんですけど、野生児パワーというのは本当に凄いですね。洞窟の出口を塞ぐ大岩を押し出しますし、あまつさえ怪獣だって倒してしまいましたし。タケルは最後人間社会に戻ってましたが、その戦闘センスをどこかで活かしてほしいものです。

 

第8話「甘い蜜の恐怖」

 この世界の人々は生き物が巨大化する食べ物を開発しがちですね。ゴロー回は兵器目的でこっちは医療目的という違いこそありますが。

 この回は特に特撮に気合が入ってるなと感じましたね。地盤沈下に飲み込まれていく民家のシーンや、モングラーが戦車やミサイルに一斉狙撃されるシーンは迫力がありました。

 今回の事件は伊丹博士の嫉妬が発端となっていましたが、人ひとりの感情がここまでの大騒動を巻き起こしてしまうというのはなかなか恐ろしいものがありますね。

 

第9話「クモ男爵」

 これは古典ホラーあるあるが詰まった良い回でしたね。鬱蒼とした森の中で遭難した一同が寂れた洋館を発見する…なんていかにもな導入じゃないですか。ひとりでに鳴り出すオカリナも不気味で良い演出でした。

 最後に館から追いかけてきた大蜘蛛を車で轢いて倒してたんですけど、怪異を車で轢くという展開がこの時代からあったことに驚きましたね。映画『コワすぎ!』の口裂け女回をちょっと思い出しました。

 クモを倒した後に館が大崩壊するのも「いかにも」な終わり方で、見ていて楽しかったです。

 

第10話「地底特急西へ」

 浜田さん!?…ではなくM1号が初登場する回です。ガキ使で取り上げられた効果もあってか、再登場の機会が多い怪獣ですね。

 全体的にコミカルな話だったのですが、最後のシーンはあれどう考えても子ども死んでますよね…。そう考えるとなかなか後味の悪い回でした。

 この回は大人たちがかなり迂闊で、あそこで気を付けていればこんな惨事は起こらなかったのではないか?と思えるようなシーンがいくつもありました。ある種、これは大人に向けられた教訓話だったのかもしれないですね(実際そんな意図があるかどうかはさておき)。

『天外魔境 ZIRIA』初見プレイ日記#5 火の勇者集結

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 ついに!オロチ丸が待望の仲間入りです!!これでようやく旅のパーティがフルメンバーになりました。多分もう中盤ぐらいだと思うんですけど、揃うまで結構かかりましたね。ドラクエ2的な早さで3人が仲間になるのを想定してたので、こんなに紆余曲折あるとは思いもしませんでしたよ。

 オロチ丸は攻撃補助魔法も充実してるわステータスも全体的に高いわでとにかく強いので、今のところは向かうところ敵なしといった感じですね。これなら強すぎてスルーしてた剣豪戦もどうにか切り抜けられそうです。

 

 しかし、中盤になってから中々厄介なダンジョンが増えてきましたね…毒沼のダンジョンではMP切れに悩まされるし、塩山のダンジョンでは落とし穴に悩まされるしで一筋縄では行かなくなって参りました。特に塩山の落とし穴はヒントもないし(気づいてないだけであるのかも知れませんが)、地道に自力でマップ書いて印付けていくしかないのが厳しかったですね。

 

 大門教十三人衆メンバーもこれまた個性的な連中でした。4人目のカーメンカーメンはツタンカーメンモチーフなのにどういうわけか関西弁なんですよね。戦闘はたいして苦戦しませんでした。

 5人目のマントーは町人たちからあまりにもバカにされまくってて、いくら悪党とは言えちょっとかわいそうに思えてしまいました。(一体どんなすごいバカだと言うのだ…)と思いながらいざ戦闘してみると、「ウマシカの魔法」なる高火力の全体攻撃技を乱発されてツナデが戦闘不能。こいつ、もしかしてうつけものを演じてただけなのか!?と身構えてたら……まさかのMP切れ。バカというか、なんとも憎めない相手でした。

 6人目のドーマンはとにかく強かったです。眠らせたり命中率下げたりなどのいやらしい攻撃が満載でした。それでいてHPもやたら高いし、今までで一番厳しかったです。やっぱりボスと戦うときは(どうせ効かないよなー、ターン無駄にしちゃいそうだし)と諦めずに状態異常付与技を色々試してみなきゃダメなんだなと思いましたね。

 

6話はこちら↓

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シンにそなえてウルトラQとウルトラマンを観てみる

 シン・ウルトラマン、とっても楽しみですね。

 というわけで、これを機に今まで断片的にしか見たことがなかったウルトラQウルトラマンを全話視聴していきたいなと思います。特撮黎明期の息吹を感じていきたいですね。

 

 ウルトラQの1話~5話までを視聴したので、つらつら感想を書いていきます。

 

第1話「ゴメスを倒せ!」

 やっぱり、のっけから2体の怪獣が大激突というのは景気が良くて大変いいですね。着ぐるみ型のゴメスと操演型のリトラで、それぞれ全くタイプの違う戦いぶりを楽しめるのも高ポイントです。

 というか、オープニングの見せ方がもうカッコいいんですよ。ゴメスの動きに合わせてテロップを出す演出が洒落てますし、それでいてゴメスのご尊顔はまだ映さないというのがニクいですね。

 怪獣について調査していく中で大昔の文献に行き着く展開は、怪獣モノでは結構あるあるなロマン展開ですよね。伝説に語られる怪物は実は〇〇だった!みたいな。

 

第2話「五郎とゴロー」

 私は高所恐怖症&パニックもので逃げ惑う一般人にやたら感情移入してしまうタイプの人間なので、冒頭のロープウェーのシーンがとにかく怖かったですね。みんな生還できて心底ホッとしました。

 ゴローが何か食べたり飲んだりするとき、口から大半こぼしちゃってるのが愛らしいポイントですね。最後に睡眠薬入りミルクを飲んでる時も結構こぼしてましたけど、それであの即効性ですからよっぽど強力なものを入れていたんだと思われます。

 どうにかして五郎も一緒に島に連れて行ってもらいたいものですね。動物相手の方が偏見も無いし気が楽だったのでしょう。

 

第3話「宇宙からの贈りもの」

 ナメゴンのヌルヌルテカテカとした質感がとにかく凄くて、見た後夢に出てきそうでした。

 一の谷博士は「これは地球人に対する威嚇ではないか」と推測していましたが、ひょっとすると火星人的には本当に友好を結ぶつもりで贈ってきたという可能性もゼロではないのかもしれません。火星人にとってのナメゴンは地球でいうウサギやレッサーパンダみたいな存在だという可能性も捨てきれないのではないでしょうか。

(まあ、度重なる宇宙開発に警鐘を鳴らすこのエピソードでそんなオチはさすがにないでしょうけど)

 

第4話「マンモスフラワー」

 最初に作られたエピソードだけあって、キャラの説明を兼ね備えたような会話が展開されていきます。セスナからビラを撒くというのは平成生まれの私にはなかなか想像しにくい光景でしたね。

 巨大なマンモスフラワーが開花する様は、おぞましさとともにどこか雄大な生命の美しさを感じさせます。なので炭酸ガスをかけられたジュランがしおれていく様には少し物悲しいものを覚えてしまいました。

 

第5話「ペギラが来た!」

 南極地帯で得体の知れない超常生物を見つけて気が狂ってしまう隊員というのは、どこかクトゥルフ的な要素を思い出します。南極地帯という人類に圧倒的不利な場所で怪獣が襲いかかってくるのはより脅威を感じさせますね。

 ペギラは恐ろしい怪獣ではありますが、目が眠たそうでえらく可愛く見えてしまうんですよね。調べてみるとまぶたが開ききっていないのは事故らしいのですが、この方が印象に残りやすい見た目してるので結果的には大成功だと思います。

 最後のナレーションで「もしも怪獣に出会ったら、何においてもまず先に弱点を見つけ出せ」的な事を言ってましたが、きっと私なら恐怖でただ逃げることしか考えられないんだろうな~と思ってしまいますね…そういう冷静な観察眼を身に着けたいものです。

 

 ウルトラマンがいないのに地底から南極から宇宙からどんどん怪獣が押し寄せてくるこのアンバランス・ゾーンで、万城目たちや人類は本当にこの先生き残れるのでしょうか?今後の怪現象からも目が離せません。